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2026.1.7

2025/12/13 第1回宇津大学

2025.12.13(土)

室工務店京北ハブにて

参加者:あーちゃん、さとる、藤枝さん、田村

報告者:田村

 かねてから地域の方々よりご要望があった「宇津大学」の第1回目が開催されました。

 2013年から宇津地域での活動を始め、それ以来、事あるごとに「昔の地域のことを書いた文書はないですか?」とおうかがいしてみましたが、「価値のあるものは何もない」という返答ばかりでした。ところがある日、何気なく「古文書があったら言ってくださいね」と地域で不動産業を営んでおられるO氏に声をかけたところ、「古文書ならあるよ」という全く予想外の返答があったのです。

 O氏によると、ある日、ヤフオクで鮎の網を探していた際、キーワード検索で「旧宇津村の古文書」がたまたまひっかかったそうです。旧宇津村関連の文書なら残しておかなければ、と考えたO氏はオークションにかかっていた文書を入手しました。するとまた同じ古物商から旧宇津村の文書が出て、それを入手するとまた出品され、これではキリがないと考えたO氏が古物商に連絡したところ、下宇津のお屋敷の蔵を整理した際に持ち帰ったものだということがわかりました。O氏はすぐに「宇津村の古文書まだあるなら残りも全部欲しい。まとめて買うので代金引換で送ってもらいたい」と交渉したのだそうです。

 京都精華大学国際文化学部の歴史専攻には時代区分ごとに専門の先生がいらっしゃるのですが、吉永隆記先生(中世の荘園史がご専門)に文書をお預けすることになりました。その文書の整理と解読については、吉永先生が論文にまとめられ、京都精華大学の研究紀要に掲載されています。

京都精華大学機関リポジトリ、京都精華大学紀要第58号

https://seika.repo.nii.ac.jp/records/2000122

 そのような出来事があってから、時々「古い文書が蔵から出てきた」というようなお声がけを受けるようになり、着々と宇津地域の文書が集まりつつあります。

 また別に、地域の方から「自分は大学に行ったことがないけれども、死ぬまでに一度、大学の講義を受けてみたい」というようなご相談も受けていました。「地域の古文書を解説する大学の講義を地域で開く」というアイディアはこのような経緯で生まれました。

 宇津大学当日には、25名ほどの参加者が集まってくださいました。普段は地域の子どもたちを集めたイベントを多く開催している京北宇津宝さがし会ですが、この日の参加者は大人の方ばかりで、活動の幅の広がりを実感しました。

吉永先生は地域から見つかった古文書に通し番号を付けて整理されています。その結果を共有したうえで、いくつかの文書の読み方を実際に解説していただきました。

講義中は、熱心に話を聞く姿やメモを取る様子が見られ、用意していた時間いっぱいまで、活発に地域の方との質疑応答や情報交換が行われました。

 以下、何人かの参加者の方から感想が届きましたので、ご紹介します。

今日は有難う御座いました。宇津大学、良いですねこの歳に成って教室で勉強出来る…ましてや地域の歴史について学ばせて頂ける。最高に幸せです、今日までも色々と交流させて頂きましたが大学と交流させて頂きながら勉強を、教えて頂ける取り組み…いつまでも続けて頂きたいです
大変勉強になりました。
社会人になってから趣味だった歴史に触れる時間がなくなっていたので、本格的な講義を聞かせていただき、また意欲が出てきました。そして、古民家で史料を発見したときはこんな民間の史料はあまり研究の役には立たないだろうと思っていましたが、そうではないことを知り、今後はさらに積極的に史料を探してみようと考えました。次回へ向けて自分のできる範囲で協力したいとも考えております。次回も楽しみにしております。
一見ごみとして始末されかねない古文書を、地域の歴史を伝える情報として読み解き、大変わかりやすく解説していただき、遥か昔の暮らし(様子)を垣間見たようでとても興味深かったです。眠っている古文書から、まだまだ発見がありそうで楽しみです。
地域の史料を材料にした事例解説はとても興味深く、先生の解説も大変わかりやすかったです。他地域の古文書事例も含めて京北地域の当時の暮らしぶりや各地のお寺の成り立ちなどが少しでもわかると面白いと思います。
古文書の解説興味深く良かったです。しかし、宇津の歴史に関する古文書などが少なく安倍一族、宇津氏や宇津城などの 話を聞く機会がありましたが参加者は多くなかったので、その話と地名の由来など聞く機会があればよいかな?(やはり、出来るならもっと古文書を掘り起こすようにしましょう)

 また終了後には、段ボール箱一箱分の文書が新たに、吉永先生に託されました。地域内のおうちから発見されたものを、地域の方が持ち込んでくださったのです。

宇津大学は第2回も古文書解説をテーマに開催する予定です。日程はまだ決まっていませんが、年度内にもう一度開催できればいいなと考えています。

 地域の方、歴史に興味のある方、是非ご参加ください。

 また、宇津地域の古文書、「何かわからないけど、うちにもある」という方は、是非お知らせください。「価値がないものかもしれない」と思って躊躇されるかもしれませんが、もしかしたら「歴史的な観点から価値がある」ものかもしれません。宇津の歴史や暮らし、人となりが埋もれてしまう前に、なるべくたくさんの情報を集めたいと思っています。

今後ともご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

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